会社員&二児の母しながら、自宅で声のお仕事をするパラレルワーカー・こまきです。
副業・在宅ワーク探しの強い味方・クラウドソーシングサイトですが、主だったサイトは以下の3つだと思います。



この3サイト、すべてシステム手数料は受注者(ワーカー・ランサー・出品者と表現されます)が負担する形式です。
今回はそのあたりを解説していきます。
各サイトの手数料率
どのサイトも、受注する仕事の契約金額によってパーセンテージが変わります。
クラウドワークス・ランサーズ
- 10万円以下の部分 20%
- 10万円超20万円以下の部分 10%
- 20万円超の部分 5%
ココナラ
- 一律22%
30万円で仕事を受注した!手数料は5%!
300,000✕5%=15,000円か!ひゃほーい!
ではない。
「部分」なので、↓こんな感じで計算します。
30万円の案件なら…
10万円以下部分:100,000✕20%=20,000円
10万円超20万円以下部分:100,000✕10%=10,000円
20万円超部分:100,000✕5%=5,000円
をすべて合わせて、35,000円の手数料がかかります。
手数料にも消費税がかかる
私は1案件10万円超の仕事したことないので、基本20%とお友達なのですが、キレイに「20%」とはいかないのです。
それは、
手数料にも消費税(10%)がかかるということ。
各サイトによる計算式の違い
基本的な手数料を知りたい方は、ここまでの説明で充分だと思います。
ここからは私の自己満足の領域です…。
デフォルトの応募画面に、同じ「5,000円」を入力しても、


クラウドワークスとランサーズでは、手取り金額が違う。
クラウドワークス
クラウドワークスは「契約金額(税抜)」と入力する画面がデフォルトのため、計算式の詳細を開くと以下のようになっています。
ちなみに、「ワーカー受け取り金額(税込)」で報酬額を決定することも可能。
ランサーズ
ランサーズは「手取り金額(税抜)」で見積もります。
【余談】消費税分は受け取ったらどうすればいいの?
ちなみに、消費税は預かっても国に収めなくていい(免税)場合があります。
「免税事業者」とは事業を開始して2年間は、基準期間、つまり前々年の課税売上高がないので、免税事業者となります。
開始後2年を経過しても、基準期間の課税売上高が1,000万円以下の場合は、免税事業者に分類されます。「消費税を免税されている個人事業主でも消費税を請求しても大丈夫? 消費税の計算方法も併せて紹介」より
副業でちょこっと稼ぐような場合、たいていは「免税事業者」扱いとなり、国に消費税を納める必要はありませんが、だからといってお客様から消費税を受け取ってはいけないということではありません。
建前としては、1年の売上が締まってみないと免税事業者になるかどうか分からないのだから、消費税はすべてのお客様から受け取らないといけないわけですが、「どうせ免税事業者になるだろうから消費税は頂かない」というのは「割引」と同義です。
直接契約で個人や企業に請求する場合には、基本的には課税!課税しない=消費税分のサービスであることを意識してやりとりするべきと思います。
ちなみに
2023年10月~インボイス制度によって、免税事業者がいろいろと窮地に立たされてます。そのあたりについてブログを書きました。
なんやかんや言っても
案件への応募画面で入力する金額で、サイトごとに微妙に手取り金額が変わってくるということを書いてきました。
声の仕事案件に限らず、わりと多くの求人で、以下のようにクライアント側から金額を指定されていることがあります。
「報酬額1,000円!」といったら、普通「手取りが1,000円になる仕事」と思いたいですが、実際には「781円」しかもらえない仕事ということですね。
なんやかんや言っても、クラウドソーシングサイトは誰でも簡単に仕事を探せる便利なプラットフォームであることは間違いありませんので、賢く・便利に使っていきたいですね!

