会社員&二児の母しながら、自宅で声のお仕事をするパラレルワーカー・こまきです。
過去の記事で私の宅録用機材を余すことなくご紹介しましたが、この度、パソコンを買い換えました!

今回パソコン買い換えるにあたって、いろいろ検討しましたが、仕事用のパソコンとか、ゲーム用のパソコンの快適さと、宅録で使う収録用パソコンの快適さって違うなと思い、宅録で使うパソコン選びについてまとめていきたいと思います!
宅録用パソコンを選ぶ基準 ①静音性
自宅で収録するということは、マイクのすぐそばにパソコンがあって、録音の再生・停止の操作を自分で行いながら声を録るということ。
タワー型PCの本体を遠い所に置いて、手元にはディスプレイのみを置くというやり方なら、PCのファン音を遠ざけることが可能ですが、……なんかめんどくさい。
編集ソフト起動するだけなら静かでも、映像を取り込んで再生と停止を繰り返しながら収録することは結構負荷がかかるようで、パソコンによってはファンが盛んに回ってうるさくなることも。
当然そのファン音もマイクが拾うため、録音データに大きめなノイズが乗ってしまいます。
スタジオ収録でない以上、多少のノイズは避けて通れませんが、ノイズ源は少ない方がいい。なるべくなら駆動音・ファン音の静かなパソコンを選びたいと思いました。
宅録用パソコンを選ぶ基準 ②動作の安定性
何回でも録り直せるとはいえ、せっかく途中まで録音したデータが吹っ飛んだり、しょっちゅうフリーズするようではスムーズに収録を進められません。
これも、ただ録音するだけならそれほどの負荷でなくても、映像に合わせながら録るような場面では、スペックの脆弱なパソコンだとカクカク・もっさりし始めます。
10分ぐらいの音声が保存の段階でぶっ壊れて、宇宙人の声真似みたいな音声になってしまったことも…
録るだけなら大したスペックは必要ないですが、より安定して・安心して仕事を進めるために、一段階上のスペックを求めようと思いました。
買い換える前のパソコン:Lenovo ideapad S540
このパソコンは、声の仕事を始めて2ヶ月目にナレーション収入で購入したノートPCでした。
- プロセッサー:インテル Core i5-10210U プロセッサー ( 1.60GHz 6MB )
- メモリー:8GB
- ストレージ:256GB SSD
- 販売価格:65,208円※
※販売価格は、直販サイトでeクーポン適用後の金額を2020年11月30日に確認したものです。
このパソコンを選んだ決め手は、とにかく安かったこと。
レビューサイトでも絶賛されていて、Officeとか不要だし、安くてスペックもそこそこなら充分でしょ!とあまり比較検討せず即買い。
で、実際に使い始めたら、まず音の静かさにびっくりしました。
後から調べたら、モーターを冷却するためのファンが2つ搭載されているデュアルファンという仕様だったらしく、冷却性能が高いため、ファンがそんなに頑張らなくてもモーターを効率よく冷やせる=静か、ということらしい。
そして、Lenovoは総じて静音性に優れたPCが多いようです。
しかし、
- 負荷が高い作業を始めると「応答なし」になってしばらく固まってしまう
- 運が悪いとそのまま強制終了されて録音データがすっかり消えてしまう
ということが稀にあり…。
しょっちゅう発生するわけではなかったので、決して「使い物にならない」というレベルではないのですが、稀にでも収録音源に消滅されるのは痛い…。
また、万が一の故障に備えてマイクやヘッドホンは予備を用意していたのですが、そもそもパソコンに逝かれたら仕事できなくなるじゃん!と気付き、もう一段階高いスペックのパソコンに買い替え、今使っているものは予備PCとして運用しようと決めました。
買い替えた後のパソコン:Lenovo Yoga C740
で、購入したのがこちらのパソコンです!でーん。
- プロセッサー:インテル Core i7-10510U プロセッサー ( 1.80GHz 8MB )
- メモリー:16GB
- ストレージ:512GB SSD
- 販売価格:104,940円※
※販売価格は、直販サイトでeクーポン適用後の金額を2020年11月30日に確認したものです。
検討した基準は次の通り。
- 買い替え前がCore i5だったので、Core i7かな。
- メモリは8GBで若干怪しいときがあったので、16GB一択。
- Lenovo以外も検討しましたが、レビューサイトの静音性の項目などを見ると、やっぱりLenovoが静かで良さそう。
ちなみに、今回購入したC740は、タブレットにも変形するコンバーチブル型というやつですが、これは私の遊び心で、収録には全く必要ない無駄機能です!
元々は、買い替え前のS540の後継機にあたる、Slim 550を買うつもりでした。
RyzenというOSを使ってみたかったのですが、直販サイトでは14型しか販売されてなかった…
私はテンキーあり派なので、15.6型一択なのです。
Slim 550は、S540とほぼ同じ見た目…‥‥のはずが、なんか色合いが微妙にチープになってる。(プラスチックっぽくなってる?)
そんな、機能まったく関係ない理由で、Slim 550は早々に選択肢から消えました。
他に検討した機種たち
最終的に購入したYoga C740と大差なく見えますが、こちらはタブレット型に変形したりしない普通のノートPC。画面が非光沢なので、長時間の作業でも目に優しそう。C740にはないHDMI出力・SDカードスロットなどもある。
こちらの方が2万円ほど高かったのと、タブレットに変形する無駄機能の誘惑に抗えずC740を選びましたが、性能で選ぶなら750が良かったと思う。
750iの「i」とはインテル搭載モデルであることを示しており、Ryzen搭載モデルもあるにはあるが量販店限定。そっちはオーキッドという上品な赤紫でとても素敵であった。
HP Pavilion 15-cs3000

色が素晴らしい。おしゃれ。アガる。
画面は光沢だけど、非光沢にしたければフィルムを貼ればいいだけなのであまり問題ではない。
ネットでパソコン買うにあたって、「駆動音がどれくらいか」はレビューサイトを読み漁るしかなくて、静音性に定評のあるレノボに流れてしまったが、あと一歩でこれを買うところでした。
New Inspiron 15 5000 (5502)

筐体が美しい。
この型番のレビューではないですが、Inspironシリーズは騒音値低めという口コミも見かけました。結局レノボに収まっちゃったけれども…。
最終的には、ブラックフライデーに乗せられて、買いまわりポイントがたくさんつくキャンペーン期間中に、直販サイトの楽天市場店でYoga C740を購入!
Lenovo公式HPでは、ほぼ毎週、週末限定で数千円の値下げがあるのですが、楽天市場店ではその値下げはないみたい。その代わり楽天ポイントが付くので、値下げ幅とポイントの付き方を比べて買う場所を決めるのがおすすめです。
Yoga C740の好きなところ
コンパーチブル型でタブレットとしても使える
使う機会あるかどうかアレですが、前の機種とまったく一緒じゃつまんないなって……。

キーボードとマウスはlogicoolがお気に入りです。
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ダークグレーの色合いが渋くてカッコいい
これまで使っていたIdeapad S540よりもグレーの色合いが一段濃い。高級感あって良い!

YOGAのロゴが可愛い

左に見えてるのはIdeapad S540と、重ねてあるのはYOGA Smart Tab。
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Yoga C740のイマイチなところ
画面が光沢
好みだと思いますが、光沢は目が疲れる…タッチパネルな時点で大体光沢なんですけどね。

でもね!光沢な分には、非光沢フィルムを貼ればいいんですよ!

貼った非光沢フィルムはこれです↓
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重い
コンパーチブル型じゃなければもっと軽かったのです。自分のせいです。
HDMIのアダプタがない
全体的に端子少なめです。
HDMIなんて宅録には全く必要ありませんが(笑)、稀に、たまに、ごくごくたまにプロジェクターやディスプレイにつないで使いたいなという時、変換アダプタ等を使用しないとHDMIケーブルを挿せません。
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肝心の収録用パソコンとしては、完璧!すこーし設定をいじる必要がありましたが(後述)、今のところ「静か」&「安定」といういちばん重要な部分は満足です。
宅録用パソコンとしてのセットアップ
「システムの冷却ポリシー」を設定…したいのに項目がない!
前のパソコンも買った当初、映像を再生すると必ずファンが回る(それほど本体が発熱しているわけでもないのに)という現象があったため、コントロールパネルの設定から「システムの冷却ポリシー」というのをいじって、発熱するような場面では、まずCPUの動作性能を下げ、それでも足りない時にファンを回す「パッシブ」という設定にしていました。
と思ってコントロールパネルを開くと、

上の画像の赤で囲んである部分がまるっと表示されてなかったのです。調べると、メーカー側で不要と判断された項目は非表示になってるらしいです。
こちら↓などを参考に、非表示になってる項目を表示させ、「システムの冷却ポリシー」を「パッシブ」に設定しておきました。
Adobe Auditionの設定
さあ初録音!
できるだけ前のパソコンと同じ数値に設定したはずなのに、録れた音がブツブツ切れる変な音声になってしまいました。

Auditionの環境設定画面で「デバイスの排他制御」にチェックを入れたら治りました。
まとめ
パソコンのレビューとしては致命的に内容の乏しい記事ですが、まとめです。
- 宅録用パソコンとしては、静音性の高さに定評があるLenovoが結構おすすめ!
- 作業によっては、メモリ8GBでは心許ない場合があるので、16GBがおすすめ!(Auditionの「必要システム構成」では、「4GBのRAM」とあります)
宅録ナレーター・声優目線での、収録用パソコン買い替えレポートでした!