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宅録ナレーター・声優におすすめのマイクを教えて!って言われたときにそっと差し出すための記事

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会社員&二児の母しながら、自宅で声のお仕事をするパラレルワーカー・こまきです。

宅録ナレーター・宅録声優は増加の一途ですが、敷居が低くなって、「私もやってみたい!」という方が増え、私の元にもこんなお問い合わせがよく来ます。

おすすめのマイク教えてー!手ごろな金額で!
オット
オット
そんなものはない!宅録は奥が深いんだぞ!簡単に聞いてくんな!
き、君が言うのか…

「簡単に聞いてくんな!」とは言いませんが、「おすすめのマイク」ってすごく難しくて、どのくらいの防音環境が準備できるのか、どういうレベルの仕事をしたいのかで何を勧めるかは全然違ってきます。

また、

  • 私が私の環境で使ってる分にはおすすめだけど、万人にお勧めとは言えない…
  • 男声か女声かで、高い音に強いマイク・低い音に強いマイクがあるらしい…
  • 私も全メーカー・全マイクを使ったことあるわけじゃないので、もっといいマイクがあるかもなのに、これをおすすめと言っていいのか…

という葛藤があります。

まじめか!!

私はまじめですが、そんな意識高いお返事を求められてるわけじゃないのは百も承知です。

前にも、私がたどり着いた、私的・宅録機材ベストは記事にまとめていますが、今回は、「あなたにぴったりのマイクかどうかに責任は取れないけど、こういう使い方するならこれがおすすめ…かなぁ…」という消極的なおすすめ記事を書きます。

【初級者編】USB接続!オーディオインターフェース不要!

CMU300(コンデンサーマイク)

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CMU300
クラシックプロは、Amazonに負けず劣らずの豪速で注文品が配達されて人々を驚かせることで有名なサウンドハウスがプロデュースする音響機器ブランド。

サウンドハウス
クラシックプロはとにかく安い。なんでも安い。
えーー?マイクに8,000円ー?
8,000円は安いんだぞ!?ほとんどおもちゃ…

不適切な発言をお詫び申し上げます。

ポイント

  • 声を録って遊んでみたい・とりあえずやってみたい、というレベルなら充分。
  • USBケーブルでパソコンに直接つなげるので、オーディオインターフェースという機材が不要。
  • 卓上スタンド付きなので、まさに「これさえあれば」すぐ宅録を始められる
  • マイクにヘッドホンを接続する端子あり。ダイレクトモニタリングが可能。
  • ビットデプスは16bit限定?納品フォーマットで24bitとか指定があるような「仕事」には不適。
  • 「コンデンサーマイクってこういうものかー」を体験できる。

AT2005USB(ダイナミックマイク)

audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT2005USB
USBで直接パソコンにつなげるだけでなく、XLRケーブルを使ってオーディオインターフェースをはさんでも使える2WAYダイナミックマイク

Audio-Technica AT2005USB Dynamic Microphone Podcasting Kit with Windscreen + Sanitizer + Headphones + Fibertique Cloth [並行輸入品]

ポイント

  • 私も持ってて使ってましたが、USB接続だと若干出力音量が非力かもしれない。ダイナミックマイクというのは総じて音量が小さくしか録れないのです。
  • 私の宅録環境で現役のOM6と比べても、ぱっと聞きには遜色ない。
  • ダイナミックマイクに9,000円(サウンドハウスのマイク単品価格)出すならもうちょっといいもの買ってもいいと思う。完全にUSB接続できることだけが価値。

【中級者編】ちょっとだけこだわりたい!でもそんな高い金額は出せない…

オーディオインターフェースは買う!仕事レベルで使えるマイクが欲しい!でもそんな高額な投資はできない…という方にはこちら。

SM58(ダイナミックマイク)

SHURE ( シュアー ) / SM58 定番ダイナミックマイク
マイク単体の金額で言えば、USBマイクと大差ないですが、これに加えてオーディオインターフェース・XLRケーブル・マイクスタンドをそろえる必要があります。

ポイント

  • 宅録で使ってる人も多いが、どちらかというと「歌ってみた」向き?
  • 定番感はあるので、使ってる機材の話になった時に通じやすい
  • 「SM58」で検索すると、「SM58 こもる」というサジェストが出てくるのがなんか心配。

OM6(ダイナミックマイク)

AUDIX ( オーディックス ) / OM6 ダイナミックマイク
私が使ってるマイク。普通にいいマイクと思う。
でも私は吸音・反響対策をかなりしっかりやっているので、対策不十分な方におすすめかどうかは分からない。

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ポイント

  • ダイナミックマイクとしては高級。
  • 環境音を拾いすぎないダイナミックマイクの良さに加えて、コンデンサマイク並みの音のクリアさがあると思う。
  • フォルムが可愛い。
  • サウンドハウスの商品説明には、「コンデンサーマイクの様な音のキメ細かさが大変素晴らしく、OM5の特性を持ちつつ低域までバランスよく出すので、最も注目されているマイクの1つ」「特に女性ボーカリスト用としてこれ以上のダイナミック・マイクはありません」とのこと。

AT4040(コンデンサーマイク)

audio technica ( オーディオテクニカ ) / AT4040 コンデンサーマイク
ダイナミックかコンデンサーか問題はほとんど宗教観の違いみたいなものだと思ってるので、コンデンサーマイクがお好きなら、こちらを使っている方が多い印象。

ポイント

  • 安心と信頼のオーディオテクニカが出しているコンデンサーマイクの中でも、安すぎず高すぎず。
  • 私はAT4040より1万円以上安いAT2035を持っていますが、安いからか?高くても同じか?分かりませんが、環境音を拾いすぎる+録れた音が全体的にくぐもるような気がしてお蔵入り。私はこれをコンデンサーマイクならではの特性と思っていますが、これで商用のお仕事してる人もたくさんいますし、問題ないレベルor私の環境要因というだけかもしれない。

NT2-A(コンデンサーマイク) 

RODE ( ロード ) / NT2-A コンデンサーマイク
宅録の定番感あるRODE。NT1-Aという姉妹品もあるが、いろんな人がNT2-Aのほうを推してるのでここでもご紹介。

ポイント

  • ポップガード、マイクケーブルなども付いてくる。
  • RODEの特徴として「高音がしゃりっとする」というコメントはよく聞く。
  • コンデンサーマイクは全部そうですが、湿度に弱いので取り扱いに注意が必要。録音中以外はスタンドから外して、乾燥剤と一緒にジップロックやタッパーに入れるなど何らかのケアが必要。防湿庫(デシケーター)を買う人も多い。

【上級者編】マイクで箔を付けたい!いい機材に見合う自分になりたい!

もうガンガン稼いでるので、お金に糸目つけず、ただただ「いいマイク」が買いたいのだ、という方はこちらをどうぞ。

ちなみにコンデンサーマイクしか出てきませんが、ダイナミックマイクが上級者に向かないというわけではなくて、ダイナミックマイクは最高級でもせいぜい5万円ぐらいなのです。

TLM102(コンデンサーマイク)

NEUMANN ( ノイマン ) / TLM102 NICKEL コンデンサーマイク

ポイント

  • 憧れのノイマン。信頼と品質のノイマン。みんな大好きノイマン。
  • スタジオスタンダードであるU87のメーカーという信頼がありつつ、小型でころっとした可愛いフォルム。お値段もU87に比べれば可愛い。
  • ここらへんから「いいマイク使ってます」自慢できる。
  • サウンドハウスのレビュー欄には「ホワイトノイズが少ない」という書き込みも…環境音まで録れ過ぎるのは宅録コンデンサーマイク永遠の課題なので、それがクリアされるのなら最高じゃんって思う。
  • このマイク買ってよかったって言ってる人、男性が多い気がする

C414 XLⅡ(コンデンサーマイク)

AKG ( アーカーゲー ) / C414 XLII コンデンサーマイク
録音スタジオにも置いてある定番マイクらしい。
しかし私はそもそも、スタジオクオリティのマイクが必ずしも宅録に向くとは思わないので、高いマイクを使えばいい音が録れるとは限らない。防音ブース完備!みたいなお宅だったら迷わずどうぞ。

ポイント

  • 9段階の指向性切替と4段階のPAD、ローカットフィルターを装備。
  • それらの切り替えスイッチを省略した廉価版(C214C314)も存在。
  • AKG自体はオーストリア発祥の信頼ある音響機器メーカー。
  • 専用ケース、ショックマウント、ポップガード、ウインドスクリーンも付属。

まとめ

私は今使ってるOM6にたどり着くまで、1年間で4本のマイクを放浪してきました。

「マイクのおススメ教えてー」と聞いてくる人が求めていそうな価格帯&気軽さのマイクだけご紹介してもよかったのですが、せっかく宅録するなら私と一緒にマイク沼にはまりませんか?というお誘い記事でした。

マイクの詳しいスペックは自分で調べてね!
このページの商品名は全部サウンドハウスの商品ページにつながってるよ!
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