会社員&二児の母しながら、自宅で声のお仕事をするパラレルワーカー・こまきです。
と、長らく自己紹介してきましたが、ついに、満を持して、会社員生活が終了することになりました。
個人事業主1本に?
と見せかけて…会社を作ります。
のっぴきならない事情があり、自分の会社+個人事業主の二足のわらじを履くことになりました。
二足履くの好きだね。
会社作るのは意外と簡単
昔から「法人成り」という言葉はありましたが、最近では「マイクロ法人」なんてものが流行したりもしていて、会社を作ること自体はそれほど難しくなり、ハードルが下がってる印象。
私の場合はそこそこ売上を見込んでいるため、マイクロとは言えないんですが、会社設立にあたっては、ひとり法人ならマイクロでもマイクロじゃなくてもやることはさほど変わりません。
会社設立には、freeeやマネーフォワードから出てる会社設立サービスを使うのがおすすめです。
個人事業主の開業届でも類似サービスにお世話になりました。
どちらのサービスを利用するかは、その後、どちらの会計ソフトを使うかで選ぶことをおすすめします。
その理由は、freeeもマネーフォワードも、
会社設立の中で必要になる「電子定款の作成費用(5,000円)」について、会計ソフトの年額プランに申し込むことで無料にする、というサービスをやっているため。
freee会計を使うつもりなら、freee会社設立を、
マネーフォワード クラウド会計を使うつもりなら、マネーフォワード会社設立を使うべき、ということですね。
会社設立ソフトの使い勝手やできることは、いずれも大きく変わりません。
\freee会社設立はこちら/
\マネーフォワードクラウド会社設立はこちら/
freeeとマネーフォワード、合同会社にはどっちがいい?
私が設立予定の会社の条件は、以下のとおり。
- 合同会社 (株式会社ではない)
- 従業員を雇用しない (1人社長、ひとり法人)
- 自分に役員報酬を払う (社会保険の加入が必要)
- インボイスに対応する必要がある (課税事業者になる=消費税申告が必要)
- 決算~法人税申告も自分でやりたい (税理士に依頼しない)
個人事業主としてはマネーフォワードにお世話になっている私。
確定申告も、今年初挑戦した消費税申告も、あっけないほど簡単に終わってしまいました。
もっと楽しみたかった。
マネーフォワードの使いやすさは百も承知の私ですが、
個人事業主向けのソフトと、法人向けのソフトというのは別物でして、プランや料金がまったく異なる。
しかもしょっちゅう料金改定やプラン変更があるので、比較が超大変。
いろいろ比較し、freee会計を使うことに決めました。
freee会計を選んだ理由
freeeは、2024年7月1日から法人向けプランが新しくなります。
この新しいプランと、現行のマネーフォワード クラウド会計プランを比較したところ、freee会計を使うしかない、という選択に至りました。
あまりポジティブではない。
①値上がりするけど、安い(同額)
freee会計の現行プランで最も安いのは「ミニマム」というプランで、年払いプランの年額は23,760円。
一方のマネーフォワード クラウド会計は、「スモールビジネス」というプランが、年払いプランの年額で35,760円です。
機能に違いはあるものの、最安プランでの比較でいくと、freeeのほうが1万円以上安かったんです。
しかし、2024年7月からfreeeが法人向けプランを改定すると発表。
現行の「ミニマム」「ベーシック」「スタンダード」「プロフェッショナル」という4プランから、
「ひとり法人」「スターター」「スタンダード」「アドバンス」「エンタープライズ」という5プランに変更することになりました。
改定後の最安プラン「ひとり法人」であっても、年払い年額で35,760円。
完全にマネーフォワードさんの金額に寄せてますね。
このプラン改定により、金額だけでの勝負にはならなくなりました。
②マネーフォワードは最安プランで消費税申告ができない
私はインボイス対応必須で消費税申告機能がないと困るのですが、マネーフォワード クラウド会計で消費税申告機能があるのは、
上位プランである「ビジネス」プランのみで、なんと年払い年額59,760円。
インボイスのせいで消費税申告する小規模事業者増えてるはずなのに、マネフォさん、これはイタい…
(私にとっては)消費税申告機能のためだけに、約2.5万も上乗せしなきゃいけないというのは頂けません。
freee会計であれば、最安プランの「ひとり法人」プランから消費税申告機能が付いているのです。
これで、freee会計一択になりました。
freee会計の心配なところ
①元々乏しい連携機能が更に制限される
マネーフォワード クラウド会計は、
クラウド請求書・クラウド経費・クラウド給与といった関連ソフトもまとめて利用可能です。
利用するメンバーが増えると追加料金が必要ですが、1人会社ならユーザー追加は不要なので、クラウド会計の料金だけで充分利用可能のはずです。
しかし、freee会計の新プランは、連携機能周りがかなり絞られる模様。
「ひとり法人」プランだと、
freee請求書は無料プラン相当だとか、同期できる銀行口座は20件までだとか…
元々楽天銀行をAPI連携できない時点でかなりイタいのに。
便利に使いたければもっと上のプランにしてください、ということですね。
ギリギリ、給与計算も1人分なら利用可能となってるので、なんとかやりくりしようと思います。
②慣れ親しんだUIとお別れしなければならない
5年近くマネーフォワードで記帳してきたので、freeeと仲良くできるか不安です。
特に、freeeって、超初心者には易しいかもしれないけど、
ちょっと簿記の知識がある人にはかえって使いづらいという口コミが散見されます。
慣れるでしょうけどね…
私は引き続き個人事業主としての確定申告も続くので、
会社も個人事業主もマネーフォワードを使ったら、「今どっちの記帳をしてるのかワケが分からなくなる」という恐れがありました。
そういう意味で、視覚的に明らかに識別できるというのは良いことだと思うことにします…
法人税申告には「申告ソフト」も必要になる
個人事業主としての確定申告は、確定申告ソフトから申告書を作成できて、e-Taxで送信したら終わり!とっても簡単でした。
それでも人は「大変だ」と言うよ。
私は確定申告大好きだよ。
法人税も同じことだろうと思っていたら!なんと、「法人税の申告には対応しておりません」とか言う。
そこで、別途「申告ソフト」なるものが必要になるんですね。
マネーフォワード クラウド会計は上記のとおり、法人税申告に対応していないのですが、freee会計には、freee申告という連携ソフトが存在します。
あまり高度なことはできないようですが、マイクロ法人やひとり法人なら、充分対応可能と思われます。
しかし…この申告ソフトにも、なんと年額27,280円かかるんです。
1年に1回の、法人税の「申告」のためだけに…
法人税申告には「全力法人税」を使う
なんとかならないものかと調べたところ、「全力法人税」というソフトにたどり着きました。
こちらもあまり複雑な申告には対応していないようですが、
弥生も含めた各種会計ソフトとの連携が可能で、初年度こそ23,980円かかりますが(それでもfreeeより安いですが)、2年目以降は11,000円で利用可能とのこと。
しかも、この費用が発生するのは、
諸々の入力を終えた最後の最後、申告書を印刷する段になって初めて支払いが必要になるということで、そこまでの入力や連携作業までは無料で行えます。
「お金を払ったのにソフトが使い物にならない」という事態を避けられるわけですね。
まとめ:freee会社設立→freee会計「ひとり法人」プラン→全力法人税
1人社長の合同会社で、小規模だけどそこそこ事業活動があり、消費税を納めなくてはいけないという私は、freee会社設立→freee会計からの、全力法人税というルートで会社を作ることになりそうです。
マネーフォワード、好きだったのにな…
まだ言う
実際の使い勝手もレポートしていく予定です!